「私は、自分にも他人にも、永遠の謎であり続けたいのです。」
この言葉は、第4代バイエルン国王 ルートヴィヒ2世が残したものです。
彼のことは詳しく知らなかったけれど、この言葉にはなんだかとても惹き込まれました。
彼は、戯曲やオペラなどの芸術に多額の資金を投じ「狂王」の異名を持ち、
現在ドイツの観光地になっている、ノイシュヴァンシュタイン城など多数の城や宮殿を築いた王様でした。
また、「シシィ」の愛称で知られる美しいオーストラリア皇后 エリザベートと親戚であり、2人は堅苦しい宮廷を嫌った者同士、親しい間柄だったようです。
エリザベートの生涯はミュージカルでも描かれており、劇中歌「私だけに」では、エリザベートが「私の人生は私のもの」と言い放つシーンは印象的です。
エリザベートという理解者がいた狂王 ルートヴィヒ2世が残したこの言葉。
2年勤めた会社を退職し、さて、これからの自分の人生を妄想にふけっていたところに出会い、人生の指針にするのにもってこいだと思いました。
何をしたっていい。何にも囚われず、思うままに、やりたいようにやってみよう。
何を成そうとしたって、必ず出てくる「なぜ?」は私を成長させてくれるはず。
「謎」であり続けることは日々の生活にワクワクを与えてくれるはず。
堅苦しい世界から飛び出して、謎に満ちた私だけの人生を進もうじゃないか!